SNSでのわいせつ誘拐事件

2021-05-18

SNSでのわいせつ誘拐事件

SNSでのわいせつ誘拐事件について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所横浜支部が解説します。

【刑事事件例】

Aさん(成人)は,会員制交流サイト(SNS)で知り合った神奈川県横浜市栄区に住む10代の女子高校生(Vさん)を「一緒にいよう」などと誘い出し,神奈川県鎌倉市の自宅に滞在させました。
その後,Vさんの母親から「娘が家を出たきり,家に帰って来ない」と神奈川県栄警察署に届け出があり,神奈川県栄警察署の警察官がVさんの捜索に当たりました。
その結果,Aさんの自宅から出てくる二人が見つかり,Aさんは,神奈川県栄警察署の警察官により,わいせつ誘拐罪の容疑で逮捕されました。
(2020年3月26日に埼玉新聞に掲載された記事を参考に作成したフィクションです。)

【わいせつ誘拐罪とは】

刑法225条(わいせつ誘拐罪)
…わいせつ…の目的で,人を…誘拐した者は,1年以上10年以下の懲役に処する。

わいせつ誘拐罪は,刑法225条に規定されている犯罪です。

わいせつ誘拐罪の「わいせつの目的」とは,姦淫その他被害者の方の性的自由を侵害する目的をいいます。
例えば,性交渉やわいせつな行為をする目的があった場合,わいせつ誘拐罪の「わいせつの目的」があったといえることになります。

また,わいせつ誘拐罪の「誘拐」とは,欺罔または誘惑を手段として,被害者の方の現在の生活状態から離脱させ,被疑者の方の実力的支配下に移して行動の自由を奪うことをいいます。
例えば,被害者の方に虚偽の事実を告知したり,甘言を用いて被害者の方の判断を誤らせたりして,被害者の方を連れ出したという場合,わいせつ誘拐罪の「誘拐」があったといえることになります。

以上,わいせつ誘拐罪の成立要件を満たす場合,Aさんにはわいせつ誘拐罪が成立し,1年以上10年以下の懲役が科せられることになります。

【SNSでのわいせつ誘拐事件の対応】

SNSでのわいせつ誘拐事件での刑事弁護対応の代表的なものとしては,示談対応身柄解放活動裁判対応などが挙げられます。

示談対応では,わいせつ誘拐事件の被害者の方に対して,正式な謝罪や金銭的賠償(被害弁償)を行います。
もちろん示談に応じてもらえるか否かはわいせつ誘拐事件の被害者の方の意思によって決まることになりますが,刑事弁護士が第三者的立場としてかかわることで,示談が円滑に行えるようにします。

身柄解放活動では,わいせつ誘拐事件逮捕・勾留されている被疑者・被告人の方が速やかに釈放されるよう,検察官や裁判官に対して,書面や面談にて逮捕・勾留が続くことで生じる不都合を訴えたり,身元引受人を立て今後の監視監督体制が整えられていることを伝えたりします。

裁判対応では,わいせつ誘拐事件の被告人の方やご家族の方に法廷に立ってもらい,今後どのように更生して(させて)いくのか,監督方法はどうするのかなど,わいせつ誘拐事件の被告人の方の情状になる被告人質問・証人尋問への受け答えをできるようにしていきます。
このとき,多くの場合は,わいせつ誘拐事件の被告人の方やご家族の方にとっては法廷に立つということ自体が初めての経験となるため,裁判期日に適切に受け答えができるように,刑事弁護士がサポートしていきます。

そもそも,わいせつ誘拐事件を含む刑事事件の被疑者・被告人の方やそのご家族の方にとっては,刑事事件に関わることが初めてという場合がほとんどです。
そのため,以上のような示談対応,身柄解放活動,裁判対応を任せる刑事弁護士を選任するときには,その刑事弁護士と信頼関係を築くことができるか,安心してわいせつ誘拐事件の対応を任せることができるのかということが重要になるでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所横浜支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
SNSでのわいせつ誘拐事件でお困りの場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所横浜支部までご相談ください。

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