神奈川県三浦郡葉山町で通り魔―裁判員裁判で刑事事件専門の弁護士へ
【ケース】
神奈川県三浦郡葉山町に住むA(50代女性・会社員)は、そのストレス発散のために自宅から刃物(包丁、刃渡り25cm)を持ち出しました。
三浦郡葉山町の人通りが多い場所にて、Aは誰でもいいからとにかく殺してやろうと思い見知らぬV(40代男性・会社員)を所持していた刃物で刺し、逃走しました。
Vは全治3カ月の重傷を負いましたが、命に別状はありませんでした。
通り魔の通報を受けて捜査を開始した三浦郡葉山町を管轄する葉山警察署の警察官は、Aを発見し緊急逮捕しました。
Aの家族は、Aが裁判員裁判にかけられると聞き、裁判員裁判に対応する刑事事件専門の弁護士に相談しました。
(フィクションです。)
【通り魔で考えられる罪名】
ケースのように、人を殺す意思をもって人を刺した結果傷害を負わせた場合は、殺人未遂罪に当たります。
殺人罪は刑法199条で「人を殺した者は死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する」と定められており、未遂の場合も処罰することが出来ます。(刑法203条)
その他、Aが所持していた包丁は刃渡り6cm以上ですので、銃砲刀剣類所持等取締法22条に違反し、「二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金」に処される可能性があります。
【裁判員裁判での弁護活動】
裁判員裁判とは、職業裁判官とくじで選ばれた市民が合議体を組んで、①有罪か無罪か②どのような刑を下すことが妥当か、判断します。
裁判員裁判では、継続的・計画的かつ迅速な裁判を行うため、裁判の前に必ず公判前整理手続きが行われます。
公判前整理手続きでは互いの提出する証拠を決める話し合いが行われるため、いかに弁護側に有利な証拠を引き出し、不利な証拠を請求させないかが、後の裁判で重要になっていきます。
更に実際の裁判では、裁判員が一般の方であることを意識し、分かりやすい言葉でゆっくりと丁寧に説明をしていくなどの技術が必要となります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
神奈川県三浦郡葉山町にて、通り魔で逮捕されて裁判員裁判が開かれる可能性がある方がご家族におられましたら、弊所弁護士による初回接見サービスをご利用ください。
(葉山警察署までの初回接見費用―39、900円)