【違法ヤードと刑事事件】自動車窃盗団逮捕で発覚 弁護士に無料法律相談
自動車窃盗団は,盗んだ自動車を,違法な自動車解体施設(違法ヤード)などに売却し,犯罪収益を積み重ねており,神奈川県相模原警察署は,盗品等有償譲り受けと組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の疑いで,自動車解体会社の経営者Aを逮捕した。
(平成29年7月6日付産経ニュースの記事を基にしたフィクションです。)
【違法ヤードとは】
「違法ヤード」とは,中古自動車や機械等の解体や梱包作業を「違法」に行っている作業場を言います。
違法ヤードでは,作業場を外部から見えないように鋼材当で囲んでいる場所も多く,自動車窃盗団から盗まれた自動車を買い受け,解体等の作業を行ったり,不法滞在外国人を雇う等の事態を受け,各都道府県警察では刑事事件として検挙,逮捕する等,対策を強化しています。
【違法ヤードに関する刑事事件】
違法ヤードが絡む刑事事件としては,事例のように,盗まれた自動車を有償で買い受けた場合は,刑法の盗品等有償譲受け等の罪に該当する恐れがあります。
また犯罪収益と知っていた場合は,組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受罪)が問われ,刑事事件となる可能性があります。
さらに,自動車リサイクル法では,同法で規定された中古車の部品取り(ハーフカット等),これらの部品取り作業を行われた自動車を輸出するには解体業の許可が必要となり,無許可で行った場合は,同法違反が問われ,警察で刑事事件として検挙,逮捕される恐れもあります。
その他,違法ヤードの刑事事件としては,廃棄物処理法違反で検挙,逮捕されている事例もあります。
このように,違法ヤードの捜査では,各種法令を検討して,様々な罪名を適用し,刑事事件として検挙,逮捕されています。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,刑事事件を専門とした弁護士事務所です。
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(神奈川県相模原警察署 初回接見費用:4万300円)