神奈川県横浜市中区で強盗致傷罪―自白強要で弁護士へ
【ケース】
神奈川県横浜市中区に住むA(40代男性・会社員)は、横浜市中区内の会社に勤めています。
ある日Aの同僚Xが横浜市中区内の路上で通行人Vの所持していた鞄を強奪した挙句、強盗の際にVが転倒して頭を強く打ったため、Xは強盗致傷罪で逮捕されました。
Xは横浜市中区を管轄する山手警察署の警察官によって取調べを受ける際、Aに教唆されて強盗致傷事件を起こしたと言ったため、Aも強盗致傷罪で逮捕されました。
Aは取調べで否認しているにもかかわらず、何度も「お前がやったことは知ってるんだ」「正直に言え」等と厳しい口調で問い詰められたうえ、Aの主張は一切聞き入れられませんでした。
(フィクションです。)
【強盗致傷罪について】
ケースのXの行動はいわゆる強盗ですが、強盗の最中に被害者が運悪く怪我を負った場合、結果的加重犯として強盗致傷罪が成立する可能性があります。
強盗致傷罪は刑法240条で、「強盗が、人を負傷させたときは無期又は六年以上の懲役に処し、死亡させたときは死刑又は無期懲役に処する。」と定められています。
【自白の強要で弁護士へ】
一昔前のドラマなどでは、被疑者に対して刑事が暴行を加えるなどして自白を強要しているシーンなどがありました。
現代ではそのような自白の強要がなされたという話はそれほど多くは聞きませんが、昨年起きた高井戸警察署の警察官による中学生への自白強要は、音声が報道されたこともあり、衝撃を受けた方も居られるでしょう。
調書は、被疑者の供述によってなされるものであり、被疑者には調書の訂正を求める、あるいは署名を拒む権利があります。
しかし、密室で警察官に自白を強要された場合、それを拒むことが容易ではないと思われます。
そこで弊所弁護士は、供述調書の署名を拒む権利を説明するなどの対策のほか、身柄事件の場合には頻繁に行う接見や日々記入していただく被疑者ノートを通じて取調べの状況を把握することで自白の強要がなされていないか、確認します。
そして実際に自白の強要がなされていた場合には、捜査機関に対して厳しく申し入れます。
在宅事件・身柄事件を問わず、神奈川県横浜市中区にて強盗致傷罪に問われて自白の強要がなされている可能性のある方がご家族におられましたら、弊所弁護士による初回接見サービスをご利用ください。
(山手警察署までの初回接見費用―36,400円)