神奈川県鎌倉市で自宅に放火―知的障がい者の刑事事件で弁護士へ
【ケース】
神奈川県鎌倉市の実家に住むAは、知的障がいを持つ成人女性です。
ある日Aは鎌倉市内の自宅で、些細なことから母親と喧嘩しました。
腹を立てたAは、自宅に放火をしましたが、Aの両親がすぐに気が付き消火活動を行ったため、自宅は壁が燃えた程度の小火で収まりました。
しかし、騒ぎに気がついた近所の住人が鎌倉市を管轄する大船警察署に通報し、駆けつけた警察官は、Aを現住建造物等放火罪で緊急逮捕しました。
Aの両親は、知的障がい者であるAが逮捕・勾留され、精神的に耐えられなくなってしまうのではないかと考え、知的障がい者の刑事事件にも対応している刑事事件専門の弁護士に相談しました。
(フィクションです)。
【現住建造物等放火罪について】
自宅に放火をした場合、刑法108条の現住建造物等放火罪に当たる可能性があります。
現住建造物等放火罪の法定刑は「死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。」と定められています。
幸いにも人が亡くなっていない場合であっても、自宅などの人が住居に使用している建物等に放火をした場合、殺人罪と同様の極めて重い刑が科される可能性があるのです。
【知的障がい者の刑事事件を弁護士に依頼】
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
知的障がいをお持ちの方の刑事弁護活動では、知的障がいのない方の弁護活動とは異なる対応が必要になります。
例えば、知的障がいの程度によっては、応答が困難でコミュニケーションが取りづらい場合が考えられます。
そういった場合、捜査機関からの誘導にのりやすい、思っていることが伝えられずに結果的に自分に不利な供述をしてしまう、といったおそれがあるでしょう。
そのような事態を防ぐため、捜査機関に対して早期に釈放を求め、在宅で心身を安定させる必要があります。
捜査機関での取調べに、両親や弁護士の立会いを申入れる必要もあるかもしれません。
知的障がい者の刑事事件と一口に言っても、事件や障害の程度が異なりますので、一人一人に必要な弁護活動を行う必要があります。
神奈川県鎌倉市にて、知的障がいのあるお子さんが逮捕され、障がい者の刑事事件に対応している弁護士をお探しの方が居られましたら、弊所弁護士による初回接見サービス(有料)をご利用ください。
(大船警察署までの初回接見費用―37,500円)