神奈川県横須賀市で鉄道写真撮影中の往来危険罪―実名報道回避の弁護士
【ケース】
神奈川県横須賀市に住むAは、鉄道の写真を撮ることが趣味の、いわゆる撮り鉄です。
ある日、横須賀市内に珍しい車両が走るという情報をSNSで入手したため、Aは写真を撮る目的で踏切に三脚を立てていました。
その際、Aは奥の線路を走る車両を撮りたかったために踏切の手前にある線路にまで三脚の足が伸びてしまい、手前の線路を走っていた車両の運転手がブレーキをかけ緊急停止しました。
線路に三脚をかけたことで鉄道の往来を危険に晒したAは、通報によって駆け付けた横須賀市内を管轄する田浦警察署の警察官に、往来危険罪で現行犯逮捕されました。
Aの父は、Aが実名報道されることで今後Aが社会生活を送ることに支障が出ることを恐れ、実名報道を回避するために弁護士に初回接見を依頼しました。
(フィクションです。)
【往来危険罪について】
ケースのように、線路内に三脚を立てたことや線路に石を置いたことなどによって鉄道の走行(往来)の危険を生じさせた場合は、刑法125条の定める往来危険罪にあたる可能性があります。
なお、往来危険罪の法定刑は「二年以上の有期(二十年以下)懲役」です。
【実名報道について】
成人の刑事事件であれば、警察等の捜査機関による報道陣への情報公開によって、事件の概要と実名が報道される可能性があります。
一度実名報道された場合たとえ顔写真まで報道されなかったとしても、SNSやブログ等自分や知人が発信した情報や卒業校のアルバム写真等が転用され、顔写真が拡散される場合もあるようです。
【実名報道を回避する弁護士】
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件専門の弁護士事務所です。
これまで、実名報道を回避する弁護活動の経験もございます。
実名報道を回避するための弁護活動としては、①実名報道によって被疑者の更生が妨げられる可能性や、②親族等の不利益(例えば親族に会社の社長がいて会社に不利益を及ぼす等)が生じる可能性について捜査機関に主張することで、実名報道を回避します。
神奈川県横須賀市内で、往来危険罪に問われ、実名報道を回避する弁護活動をお望みの場合は、弊所の無料法律相談や初回接見サービスをご利用ください。
(田浦警察署までの初回接見費用―37,500円)